東京・両国でBBQを開催

歴史会の会員交流イベントとして、東京・両国でBBQを開催しました!
歴史会という名前だけを見ると
「みんなで歴史の勉強をしている会?」
「歴史好きが集まって、ずっと武将の話をしているの?」
と思われるかもしれません。もちろん、歴史を学ぶこと、歴史について語り合うことは歴史会の大きな柱です。
しかし、歴史会が大切にしているのは、それだけではありません。
歴史をきっかけに人と人が出会い、つながっていくこと。そのため、歴史とは直接関係のない交流イベントも開催しています。
今回はその一つとして、真夏の両国でBBQ!当日の気温はなんと34度。
まさに夏本番という暑さの中でしたが、暑さに負けず、みんなで食べて、飲んで、話して、楽しい時間を過ごしました。
両国駅からすぐ!真夏のBBQがスタート

今回の会場は、両国駅からすぐのBBQ会場。
駅から近いため集合もしやすく、飲み放題付きということで、お酒を飲む方も飲まない方も、それぞれ自由に楽しめる形で開催しました。
食材については買い出しメンバーが事前に調達。それに加えて
「これをみんなで食べたい!」
「せっかくだから、これを持っていこう!」
というものは自由に持ち込みOKです。
こういうイベントは、あまり細かく決めすぎない方が面白かったりします。誰かが持ってきた食材をみんなで食べたり、焼く人が自然と現れたり、飲み物を片手に話し込む人がいたり。歴史イベントのときとは、また違った会員さんの一面を見ることができます。とはいえとにかく暑い!
冷たい飲み物を片手に肉や野菜を焼きながら、真夏らしいBBQとなりました。
そして、せっかく「歴史会」が両国に集まったのですから、ここからは少し両国の歴史についても触れてみたいと思います。
「両国」という地名はどこから来たのか?

現在では「両国」と聞けば、真っ先に相撲を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、そもそもなぜこの場所は「両国」と呼ばれているのでしょうか。
その歴史をたどっていくと、江戸時代の「両国橋」に行き着きます。
現在の隅田川は、かつて武蔵国と下総国の境にあたる川でした。
その二つの「国」を結ぶ橋であったことから
「両国橋」と呼ばれるようになったとされています。
そして、両国という呼び名も橋を中心として定着していきました。
ところが、この両国橋が架けられる背景には、江戸の歴史を大きく変えた災害がありました。
それが、1657年に発生した
明暦の大火
です。
「振袖火事」と呼ばれることもある、江戸時代を代表する大火災です。大火後、幕府は江戸の都市構造そのものを大きく見直しました。それまで江戸の市街地は隅田川の西側を中心に発展していましたが、人口増加もあり、市街地を東側へ広げていく必要がありました。
現在の本所地域でも大火後に開発が進められ、1658年には両国橋が架けられます。
つまり両国の発展には、明暦の大火からの「江戸の復興」が大きく関係しているのです。
江戸の防災から生まれた「広小路」

両国の歴史を語るうえで、ぜひ知っておきたい言葉があります。
それが
「広小路(ひろこうじ)」
です。
東京には現在でも「上野広小路」という地名がありますが
「広小路って結局何?」
と思っている方も多いかもしれません。広小路は簡単に言えば、火災の延焼を防ぐためにつくられた幅の広い道路・空間です。
木造建築が密集していた江戸では、一度火災が発生すると次々と周囲の建物へ燃え広がってしまいます。そこで明暦の大火以降、幕府は江戸の各所に火除け地や広小路などの空間を整備していきました。
現在でいう防災のためのオープンスペースのような役割です。実際に中央区の資料でも、明暦の大火以降、火災の延焼を防ぐために広幅員の街路「広小路」が整備され、両国広小路などが設けられたことが紹介されています。
そして面白いのがここからです。
もともとは防災のためにつくられた空間だったにもかかわらず、人が集まる広い場所ができれば、そこには商売が生まれます。
食べ物を売る人。
大道芸を披露する人。
見世物をする人。
寄席を開く人。
さまざまな人が集まり、両国橋の周辺は江戸を代表する盛り場へと発展していきました。墨田区の資料でも、両国橋のたもとには見世物小屋、大道芸、寄席、食べ物屋などが集まり、多くの人で賑わったことが紹介されています。納涼花火や相撲も、江戸っ子たちに人気だったそうです。
防災のためにつくられた場所が、人と人が出会う場所になった。歴史というのは面白いものです。
両国といえば、やっぱり「相撲」

そして現在の両国を象徴する存在といえば、やはり両国国技館です。JR両国駅を降りると「相撲の町に来た」という雰囲気を感じます。現在の両国国技館はJR両国駅西口から徒歩約2分という、まさに駅のすぐそばにあります。
相撲そのものの歴史は非常に古く『古事記』や『日本書紀』にも力比べにまつわる記述が登場します。
武士の時代には戦闘訓練としても行われ、織田信長が相撲を好み、各地から力士を集めて上覧相撲を行ったことも知られています。江戸時代になると勧進相撲が盛んになり、中期には定期的な興行へと発展。谷風、小野川、雷電といった人気力士も登場し、相撲は歌舞伎と並ぶ江戸庶民の大きな娯楽へ成長していきました。
両国周辺でも相撲は江戸っ子たちの人気を集めました。現在の国技館の中には相撲博物館もあり、錦絵や番付、化粧廻しなど、相撲文化に関する資料の収集・保存・展示が行われています。
現在の両国国技館が開館したのは1985年。それに伴い、それまで蔵前国技館にあった相撲博物館も両国へ移転しました。
こうして考えてみると、現在の「相撲の町・両国」という姿も、突然生まれたわけではありません。
江戸の庶民文化、見世物や興行、人々が集まる盛り場としての歴史。そうした積み重ねの先に、現在の両国があります。
ちなみに私たちがBBQを開催した2026年8月2日には、両国国技館で「第41回わんぱく相撲全国大会」も開催されていました。
まさに相撲の町らしい一日だったようです。
歴史会だけど、歴史の話をしなくてもいい

さて、かなり両国の歴史について語ってしまいましたが(笑)
今回のメインはあくまでBBQです。そして、こうした交流イベントを歴史会が開催することには、大きな意味があると思っています。歴史会では普段、歴史をテーマにしたイベントや講座などを開催しています。
当然そこでは
「戦国時代が好き」
「幕末が好き」
「この武将が好き」
「この時代についてもっと知りたい」
という共通の話題があります。
でも、コミュニティとして考えたとき、歴史だけでつながっている必要はないと思っています。
仕事の話をしてもいい。
家族の話をしてもいい。
最近ハマっていることの話でもいい。
趣味の話でもいい。
もちろん、延々と歴史の話をしていてもいい(笑)。
BBQのようなイベントでは、普段の歴史イベントではなかなか話せなかった人同士が自然と会話を始めることがあります。
そして
「実はこんな仕事をしているんですよ」
「それなら、あの人とつながったら面白いんじゃない?」
「今度こんなことをやってみませんか?」
そんな会話が生まれます。運営側がすべてを企画して、参加者に提供するだけではなく、会員さん同士がつながることで、新しい輪が自然に広がっていく。
これは歴史会がコミュニティとして成長していくうえで、とても大切なことだと感じています。
会話の中から、次の企画が生まれる

実は歴史会の新しいアイデアは、会議室の中だけで生まれるわけではありません。
むしろ
「それ面白そう!」
というアイデアは、懇親会や食事の席など、何気ない会話から生まれることがよくあります。
BBQで肉を焼きながら。
飲み物を片手に話しながら。
そんなときに出てきた一言が、後々イベントや企画になっていくこともあります。
歴史会にはさまざまな仕事、経験、得意分野を持った人たちが参加しています。歴史という一つの共通点で集まった人たちが交流することで、それまで接点のなかった人同士がつながる。その掛け合わせから、また新しいものが生まれていく。
歴史を「学ぶ場所」であると同時に、歴史をきっかけとして人がつながる場所でもありたいと思っています。
「参加する」から「歴史会が好きになる」へ

そして、運営を続けていて感じることがあります。こうした交流イベントに参加してくれた会員さんは、その後、歴史会のイベントへの出席率が上がる傾向があります。
理由はとてもシンプルなのだと思います。
知っている人が増えるからです。
初めてコミュニティに参加するときは、誰でも多少の緊張があります。歴史に興味があって参加してみたものの
「どんな人たちがいるんだろう?」
「自分でも馴染めるかな?」
という不安はあると思います。しかし、一度BBQや懇親会でゆっくり話をすると
「あの人がいるなら次も行こう」
「またみんなに会いたい」
という気持ちが生まれます。
最初は「歴史が好きだから参加した」だったものが、いつの間にか
「歴史会が好きだから参加する」
に変わっていく。私たちがつくりたいのは、まさにそういうコミュニティです。
知識だけなら、本を読むこともできます。YouTubeを見ることもできます。インターネットで検索すれば、歴史に関する情報はいくらでも出てきます。それでも、わざわざ人が集まる意味は何なのか。
そこにはやはり、人との出会いがあると思います。
同じものが好きな仲間と出会う。
話す。
笑う。
一緒に何かを経験する。
そして、また会いたくなる。
歴史会という名前ではありますが、歴史はあくまで人と人が出会う「きっかけ」の一つなのかもしれません。
江戸の両国も、現代の歴史会も「人が集まる場所」

今回、両国の歴史を改めて調べていて、とても面白いことに気づきました。江戸時代の両国もまた、人が集まることで発展した町だったということです。
明暦の大火をきっかけに江戸の町が再整備され、両国橋が架けられました。火災の延焼を防ぐために広小路が設けられました。
すると、そこに人が集まり始めます。
人が集まるから、さらに新しい文化が生まれる。
そして、その文化がまた人を呼ぶ。
江戸の両国には、そんな循環がありました。
規模はまったく違いますが、歴史会もそんな場所になったら面白いと思っています。
歴史が好きな人が集まる。
そこで人と人が出会う。
仲良くなる。
新しいアイデアが生まれる。
「次はこんなことをやってみよう」
と誰かが言い出す。それをきっかけに、また新しい人が加わる。歴史を中心にしながらも、そこからどんどん新しい輪が広がっていく。そんなコミュニティをつくっていきたいと思っています。
歴史を学ぶだけではなく、歴史をきっかけに仲間ができる。
ということで、今回は両国BBQの様子をご紹介しました。
34度という真夏の暑さの中でしたが、食べて、飲んで、たくさん話して、会員同士の交流を深める一日となりました。歴史会ではこれからも、歴史イベントはもちろん開催していきます。
でも、それだけではありません。
BBQをしたり。
みんなで食事をしたり。
どこかへ遊びに行ったり。
時には歴史とはまったく関係のないことも楽しみながら、会員さん同士がつながる機会をつくっていきたいと思っています。そして、その仲間たちとの会話から、また新しい歴史会がつくられていく。そんな場所であり続けたいと思います。
今回参加していただいた皆さん、暑い中ありがとうございました!
また次回の交流イベントもお楽しみに!
歴史をもっと深く、仲間と共に学びたい方へ──歴史会のご紹介

この記事を読んで、「もっと歴史との接点を探ってみたい」と感じた方に、ぜひお伝えしたいコミュニティがあります。
歴史会は、歴史好きが集まり語り合い、共に学ぶサークル・コミュニティです。毎月テーマを変えながら開催される歴史セミナーでは、教科書では触れられない人物の裏話や時代背景、そして現代に通じる視点から歴史を掘り下げています。
歴史会で得られること
- 歴史を語れる仲間ができる──20代〜50代と幅広い年代のメンバーが在籍。共通の話題があれば、年の差は関係ありません。
- 仕事・人生に役立つ知識を得られる──戦略、リーダーシップ、信念、人間関係…歴史には現代に通じる”生きるヒント”が詰まっています。
- 参加するほど”階級”が上がる成長制度──参加を重ねるごとに階級が上がり、「上級武士」へと昇格すると運営参画権や特典も得られます。
会員特典と料金
通常会員(入会金5,000円・月会費3,000円)に入会すると、毎月の歴史セミナーが無料で参加できるほか、会員限定イベントや配布物、各種イベント割引、過去のアーカイブ動画見放題などの特典が受けられます。
遠方にお住まいの方や、忙しくてなかなか足を運べない方には、オンライン会員(入会金5,000円・月会費2,000円)もご用意。ご自宅からいつでも講義アーカイブを視聴できます。また、活動を応援したい方向けに賛助会員(月会費500円)という選択肢もあります。
「歴史は好きだけど、話せる友達がいない」「もっと深く、新しい視点で学んでみたい」──そんな思いを持つ方にとって、歴史会はきっとぴったりの場所になるはずです。














